福岡は食の天国だ
美味しいものがたくさんあって自分好みの食事とお店に出会うことができる
東京にももちろんいいお店はたくさんあるのだが、福岡の街が魅力的なのはやっぱりこのコンパクトさだろう。徒歩一時間圏内に固まっている街の機能が住み心地の良さに大きく貢献している。お食事処もまた然りだ
お店の開拓
初めての土地では情報を持っていないので友人や知り合いからのおすすめ情報を頼りに少しずつお店の開拓を進めていく。また、雑誌やブログ、食べログ、ぐるなび、Rettyといった検索サイトの情報から店を探すことも多い
今はネットに動画が溢れているので映像と音を伴った情報でお店を選ぶ参考にすることもできる。結構動画の情報にはお世話になって、美味しそうなお店をピックアップしてきた
おかげでたくさんのお勧めのお店と料理を楽しむことができた
いいお店の要素
これまで70軒近くのお勧めのお店を巡ってきた
そんな中で気付いたことは当たり前のことだけど、万人に合う料理はないということだ。美味しいと絶賛されていたところでも、それがそのまま自分にも当てはまることばかりじゃないことはお店を回ってみれば分かる。
巡り合わせ
食事の味というのも巡り合わせなのかもしれない
調理する側からみれば、その日の素材の状況や料理人の体調や気分に左右されることがあるかもしれない。食べる側からみれば、お腹のすき具合、その日の嗜好や体調によって感じる味覚は変ってしまう。味覚は人によってみんな違うし、季節や天気によっても影響されるだろう。これが組み合わさるのだから最高の状態を味わうというのは難しいことだ
更にいいお店ということになると食事の味だけじゃない要素が加わるものだ
人と時間と空間と
- 誰と一緒に食べるのか、まわりにどんなお客がいるのか
- ゆっくり味わうことができるのか、急かされながら食べるのか
- お店の雰囲気や案内された席の状態が気持ちのいいものかどうか
いろんな要素が加わって「美味しい」が作り出されるのだから自分にとってのお勧めはやっぱり自分で実際に試して自分で判断しないと決められない
自分の好みを見つける
美味しくても急かされるところは、単に行って食べてみたという話のネタになるか、行きたい誰かをもてなすための準備になっているだけだ
料理が美味しいのはもちろんのこと、ゆっくり味わうことができて、食後の時間を楽しめるところがいい
やっぱり居心地がよくて何度でもリピートしたいと思えるところが自分の好みだ
そう考えるとたくさん巡ったお店の中でもお勧めといえるところは数少ない
でもそれでいいのかもしれない。美味しいと紹介されるお店にもたくさん行って試してみて、自分で惹かれたお店に入って試してみて、自分が落ち着けるところが見つかったのであれば、そこを大切にすればいい
数あることが必要なわけじゃない。本当にいい場所がひとつでも見つかればそれが大切なものになる。本当の親友に出会うように
たくさんお店を回ってみてようやく行き着いた当たり前の結論
人の意見は関係ない。自分の好みで好きなところを見つけて楽しめればいい^^
ひとこと
一人で食事に行くのはあまり好きな方ではなかった。お店選びがうまくなかったし、一人で食べるのも寂しい気がしてそれほど外食する方ではなかった。更にもう一つ、初めて行くところなら当然のことなのだが、お店のお作法的なものを知らないことも躊躇に繋がっていた。
こっちに引越してきて、せっかく福岡にいるのだからというモチベーションと、動画で情報を仕入れることができるようになったことで外食の楽しみに目覚めたようだ^^ 動画を見ると実際にお店に入った時のシミュレーションが事前にできている状況になるので、一人でお店に入ることについてのハードルがずい分と低くなっていたのだろう
外食の善し悪しはあるけれど、ゆっくり落ち着いて楽しめる場所があるのはいいことだ