🍖だより2年目6日目
「もったいない」というのは身体に染みついている感覚だ
この感覚があるからそれなりに貯蓄もできたし、それほど無駄な買物をすることもなかったし、ものを大切にする意識も育まれてきたのだと思う
それほど物欲がないというのも、どちらが先かは分からないが、関係している要因だろう
お金にまつわる力としては貯める力、守る力を高めるベースになっているし、両親から受継いだ「もったいない」は大切な感覚だ
でも、一方で使う力についてはかなりネガティブな方向に働いているようだ
物欲がないので、何かを購入する時に「もったいない」の感覚が先にきてしまう
悪い話ではないが、旅行や食事などちょっとした贅沢を楽しむことにお金をかけることができなくなってしまう
人生を豊かにするために稼いで、貯めて、守ってきたお金なのに、楽しむことに使えないのではそれこそもったいない
日常生活を楽にする便利なツール(家電や情報機器、アプリなど)を導入したり、快適な環境を整えたりすることに対しても節約の意識が先に立ってしまうことが多い
余裕がないときは仕方がないが、余裕が出てきたら意識的に使う力を磨いていった方がいい
使う力をどこで発揮するかということで、今のところは部屋の中を快適に保つこと(電気代)、毎日湯船でリラックスして体を温めること(水道代、ガス代)、福岡のランチを楽しむこと(食事代)、人への感謝(プレゼント代)には「もったいない」を抑えて使うことを意識している
使っていれば慣れるもので、これも習慣化してしまえば心の負担も軽くなるだろう
使う力は両親にも意識してほしいところだ
これまで十分苦労してきた分、自分たちで稼いで貯めたお金は使い切るくらい楽しんでもらいたい
「もったいない」の意識はそう簡単になくなるものではないので、意識的に贅沢だと思えることをするくらいでちょうどいいと思う
何か物を買えばどうせ長く使うことになるんだから、それならいいものを買って長く使う方がいい
人生を豊かにするための使う力を磨いていこう
一日はいいことから始めよう!