🍖だより2年目191日目
朝は秋の気配が濃くなっている
街が目覚める前のひとときだけど、休みの間に季節も移ろい始めたようだ
陽が昇るとまだまだ夏の暑さは健在で今日も暑くなりそうだ
昨日の京都の自由時間は結局宇治を回ることにした
まだ平等院鳳凰堂は行ったことがなかったので、いい機会になった
十円玉に描かれている平等院鳳凰堂と一万円札の裏に印刷されている鳳凰のモデルになっている遺産を見て過去に思いを馳せる
その後は浮島の宇治公園を横切り、昼食の後で、こちらもまた世界遺産に登録されている宇治上神社を訪れた
菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)、応神天皇、仁徳天皇が祀られている、日本最古の神社建築の本殿が歴史を感じさせる
日々の感謝で参拝して、奥の散策へ向う
大吉山へ登り、展望台から宇治の街を眺めて興聖寺へ抜ける散策コースだ
ひと汗かいたところで、宇治茶で一服する
立ち寄ったカフェ匠の館が落ち着いたとてもいい感じのお店だった
美味しいお茶の入れ方を指南してくれて、自分でお茶を淹れて楽しむ形式だ
宇治川を眺めながらのんびりした時間を過ごすことができる
選んだのは玉露と和三盆の組合せで、最後は茶葉を食することもできる
お茶の器から茶葉の種類、お湯の温度管理など説明を聞きながら、お茶を淹れて味わっていく
中国茶を嗜むときの作法とも通じるところがあり、お茶を美味しく飲むためのノウハウが詰まっている
玉露の場合は、一煎目のお湯の温度は40度、二煎目からは徐々にお湯の温度を上げていくことで美味しいお茶を淹れることができるということだ
お湯の量も茶葉がちょうど浸かる程度にするということで徐々にこちらも徐々に増えていく
お湯を注いで茶葉が開くのを待ち、急須を傾けて静かにお茶の雫が落ちるのを待つ
なんとも優雅な時間だ
時間をかけて一杯のお茶ができあがる
そうしてできあがった最初の一杯のお茶がなんとも味わい深い
渋みがなくやわらかで甘みを感じさせてくれる
海外の人がスープのようだと表現されることがあるとお店の方が言われていたが、それも納得できる
お茶の概念がちょっと変わるような美味しさだ
こんな贅沢をいつも楽しめるくらい余裕が持てるといいんだけどな^^
宇治に行くことがあればまた立ち寄りたい場所だ
歴史の探訪に山の散策、美味しい食事とお茶
宇治満喫で充実の一日になった
一日はいいことから始めよう!