物持ち

昔から物を捨てるのがうまくなかった。物に気持ちを込めてしまうから愛着がわいてなかなか捨てられない。いつか整理しないと、と思いながらいざ整理しようと手に取ると思い出が蘇ってきてなかなか捨てる決心がつかない。そうしていると物がどんどん溜まってきてしまう。子どもの頃は実家に物を置いておく場所が十分あったので、特に物を捨てていかなくても困るようなことはなかったし、捨ててしまうのはやはりもったいないという意識が働いていた。物に対する意識はその頃から変わらず引継いでいるように思う。

実家を出て自分で働き出すとこの考え方ではすぐに部屋の中がいっぱいになってしまう^^; 幸いなことにあまり物を欲しがる方ではないので、自分では必要最小限の物しか購入しないからなんとかバランスがとれていたようなものである。ただ、一番やっかいな物は「本」である。本を買って、読んで、また売ってしまえばいいのだが、本を手放すことにはかなり抵抗があり、読み終わった本の置き場がなくなると実家に送って保管しておいてもらうということを繰り返してきた。最近は電子書籍が増えてきているが、なかなか切り替えられない。なんともやっかいな思いを引きずっている。

理想の空間

ただ、自分が理想とする空間は物のないすっきりしたシンプルな空間がいいと思っているのだから手放したくないという思いと自己矛盾している^^; 要するに過去に縛られているということだ、と自覚はあるものの、なかなか思い切った断捨離ができず未熟さを感じている。

その点、私の姉の家はとても理想的である。家を建てる時から必要な空間を考え、広すぎず、狭すぎず、予算もしっかり管理し、余計な物を一切省いたほんとに気持ちのいい空間である。物の管理がしっかりしていて、必要な物をそろえた後は、新しい物を買えば古い物を手放すことを徹底している。服を買えば古い服は人にあげたり、バザーに出したり、リサイクルに出すし、本は基本的に図書館を利用しているし、買っても読み終わったら手放すことを繰り返している。だから物が増えないし、快適な空間が維持されている。実家で一緒に暮らしているときはそんな印象もなかったのだが、結婚して、旦那の影響もあるのか、シンプルライフを実践している。私もいつか姉を見習ってシンプルな空間に身を置いて暮らしたいと考えている。

行動への第一歩

とはいえ、いつかと思っている時は永遠にこないので、ここでもやはり行動を起こして動き出すことが必要だ。その意味では昨年、今の住居に引越したときは持ってくる物を極力少なくしてシンプルライフに近づけようとしたのが第一歩。今は依然と比べればずい分とすっきりした空間になっている。ただ、気を抜くと衣類や小物、紙類が増える傾向があるので気をつけないと。
最近は物を手放すための場としてフリマが充実している。みんな上手に活用しているようだが、まだ試したことがない。これもとりあえず試してみればいいと思っていながらなかなか実践できないでいることの一つである。こういうサービスやツールを活用していけるようにならないと、せっかく便利になった世の中でもったいない。どんどん利用して物を循環させることを習慣にできるようにがんばろう。そして理想の空間に近づけるように。

今日はスマホのダイエットをして、デジタル空間の整理を一足先にしてずい分とすっきりした。やはりすっきりしているのは気持ちのいいものである。次はリアル空間を理想に近づけるべく意識改革を試みよう!

それではまた明日!

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