下重暁子著「二人暮らしを楽しむ」にこんな言葉がある。
何かを期待して、そうならないと不満がふき出し、愚痴になる。期待は他人に持つものではなく、自分に持つものなのだ。
人はそれが意図的であれ、無意識であれ、相手に期待してしまうものである
見返りを求めてしまったり、知らず知らずの間に自分の常識を相手に当て嵌めて物事を見てしまう
「普通こうするでしょ」とか「そんなの常識だよ」とか口に出てしまうのは相手が自分の想定した言動と異なることを言ったり、違った行動を目にした時だ
「普通」「常識」「当たり前」よく使う言葉だが、気をつけないといけないのは人それぞれに「普通」や「常識」や「当たり前」を持っているということだ
自分の普通は他人の普通とは違うことを意識しないといけない
意識できていないとそれが差別に繋がってしまったり、争いの種になってしまったりする
相手に期待を抱くことがなければ、相手の言動に対して腹を立てることもなく、感情で反応してしまうことを避けることができるので、あるがままを受け入れることができる
いい言葉との出会いは成長の機会を与えてくれる
期待は相手に持たず、自分に持つ。これは実践がむつかしいなぁ
それでもひとつずつ自分の感情と向き合うことを意識していこう