旅先にて

鼻の利くひと

世の中には鼻の利くひとがいる

友人の中にも鼻の利くひとがいる

そういうひとは旅先などの見知らぬ土地でも美味しい店を嗅ぎ当てるし、人気のある所に自然と足が向くようだ

最近ではネットで情報を集めることができるので、事前に調べておけばそれほど困ることはなくなったが、そぞろ歩きをしながら良さげな店をかぎ分けるのは一種の能力だろう

その人なりの経験から判断しているのか、直感が優れているのか、そういう人が一緒であれば任せておけば安心である

私はというと、てんで鼻が利かない^^;

誰かが一緒の時はたいていは任せてしまうのだが、一人旅や一人の出張の時はそうはいかない

自分で選んでこれは正解だったと思えた経験は記憶に残ってないので、やはり鼻が利く方とは言えないだろう

繁華街を歩いていてどこか適当にと探していてもなかなか店を決めることができない

一人で入ることに対する抵抗もあるのだが、あれこれ迷いながら歩き回っているとなぜか、人通りが少ない方、少ない方へと足が向いてしまう

もともと人混みが苦手ということもあるので、無意識に人混みを避ける方を選んでしまっているのかもしれない

元来、食に対してそれほどこだわりを持っているわけではないので(もちろんおいしいものは好きなのだが)、鼻が利かないからといってそれほど困るわけではないのだが、せっかくならと考えてしまうとちょっともったいないという感覚は残ることになる

いつからか、訪れる街の名物があるなら事前に情報を仕入れ、そうでなければ宿泊先でお勧めを聞くようにしている

旅先での習慣

旅先では早起きである

早く起きてホテルの周りを歩き回る

朝の散歩が習慣化する前からの旅先での習慣だ

目的地が近くにあるならそこまで歩いて道順や時間を確かめてみたり、ホテルの位置関係を把握するために歩き回ることもある

見知らぬ土地での不安要素を少しでも減らしておきたいと考えているのもあるが、何より、歩き回ることで自分の感覚がだんだん街に馴染んでくるからだ

何日か滞在するのであれば、日を追うごとにその感覚は強くなってきて、そうするとだんだん居心地がよくなってくる

街に受け入れられる感覚である

朝早いと人通りも少ないし、街が目覚める前の静けさの中を歩くのは気持ちのいいものである

ホテルへ戻ってゆっくり朝食を摂ることができれば、いい一日のスタートだ。

これがこれまでの旅のスタイルだったが、健康チャレンジでオートファジーのプチ断食が習慣になったので、ゆっくりした朝食の時間は変わることになるかな

COVID-19で旅に出ることはほとんどなくなってしまったが、旅が再開できる日が待ち遠しい

 

 

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